3月、急に暖かくなったかと思うと台風並みの大風にみまわれた尾道。
関東や北海道ほどの被害はありませんでしたが、春の嵐に驚いた3月です。
さて、そんな3月最初
杉田与次兵衛商店では麹(こうじ)造りが行われましたよ。
今回は100%広島県産のお米を使って麹造りを行いました。
麹造りを含めた詳しいお酢造りの工程に関しては
このHPの「酢造り」にありますので、ご興味のおありの方は是非見て下さいね。
ではダイジェストでご紹介(^^)
まず精白し、洗い、水に浸す工程を経た米を蒸します。
工場内が湯気でもうもうとします。
蒸しあがった米は室(むろ)と呼ばれる部屋に運ばれ、
作業台である床(とこ)に広げ、適度な温度になるよう調整します。
この後、種麹がまぶざれ、しっかりとまぜます。
その後も温度、湿度を定期的にはかり、
何度も手入れをしながら麹菌の繁殖に最適な状態を維持します。
この作業は泊まり込みで行われます。
色、香り、手触り、
計器だけでなく職人の五感をフルに使って良い麹ができるよう
手入れをします。
仕込から3日で完成。
今回の麹も無事うまく造る事ができました。
さて、この後お酢屋はこの麹を使いお酒を造り
その酒を使ってお酢を造ります。
熟成期間もあわせると瓶詰までにはあと6カ月というところでしょうか。
皆様の元に美味しいお酢をお届けできるよう、
お酢屋の奮闘は続きます!